■2010年7月23日(金) 富士宮口
はじめまして。44歳の『うっちぃー』と申します。こっそり参考にさせていただいたサイトにお礼がしたくて、登頂記念カキコさせていただきました。
まず、富士山との因縁は32年前に遡ります。修学旅行が富士登山という変わった小学校のせいで、登ることになったのですが、天候不順で3回中止。ようやく行けたのが、8月23日で、8合目までの日帰りとなった残念な思い出がありました。
それから月日は流れ、ふとやり残した事が気になる様になりました。体力がまだあるうちに、1度はリベンジしたい。
決行出来そうな日は7月23日の日帰りか、7月26・27日の1泊のどちらかでした。天候の関係で23日日帰り登山を選びました。
23日は1時20分迄仕事をしており、終了後荷物を積んだ愛車で、富士宮口へ向かいました。
到着が3時30分。静岡県に住んでいる特権でしょうか、意外とスムーズな移動でした。駐車場は5合目から約1キロ下と、この時期にしては恵まれていました。
こんな時間の出発の為、お一人様登山となりました。
5合目出発が4時20分。入り口の所で『今晩は』と、山の職員でしょうか?ルート案内のチラシをくれました。さりげなく『装備品チェック』をされた感じでした。
登りはじめて、明るくなってきたのが、5時30分頃。6合5勺付近でした。
徹夜での登山と同じなので、途中で何度も睡魔が襲ってきました。
9時30分頃、8合目池田館で休憩がてら、ポカリ500円とカップしるこ400円を身体に流し込みました。1時間1000円で仮眠をとるおじいさん(70歳位の方)もいました。当然高度が高い程、休憩料金も高いと思っていたので、女将に聞いてみたところ、同じルートなら協定で同じ料金との事でした。山小屋同士、みんな仲良くといったところでしょうか?
天候に恵まれ、ペースは遅いながらも、9合目(万年雪山荘)には10時20分、9合5勺(胸突山荘)には11時10分で通過しました。
9合目より少し上まで、ハエ?蜂?がいました。適応力って凄いと感じました。
ここまで到着されたかたで、最後のリタイア下山を見ました。9合2勺付近で、カップルで登山されていた方の『山ガール』のかたが、突然嘔吐しました。
暫く介抱されていましたが、勇気ある下山の選択をされていました。山ガールの方は泣きじゃくっていましたが、男性の方は当然といった感じで下山に付き添っていました。きっとリベンジされるだろうなと、しばしじっと視線を小さくなっていく2人に向けていました。
私の登山のほうですが、奥宮には11時54分に到着しました。
抜群の天候に恵まれて、想像していたよりは暖かく、山頂郵便局の温度計は19度を指していました。
山頂で、トイレを使用しましたが、思ったより、綺麗でした。
お鉢めぐりする体力はなく、13時に(車がある関係で)同じ富士宮ルートを下山しました。
8合目あたりから、ガスがかかり、6合目付近ではかなり視界不順でした。
結局『5合目レストハウス』到着が16時40分と、結構かかりました。
達成感と、まだまだやれる?の感じが残った登山でした。
もう1回くらいは何年か後に登りたい気分が残りました。
(管理人)
1時20分まで仕事をしてそのまま登山というきびしいスケジュールですが、見事に小学生以来の思いを遂げられて良かったです。山頂が19度とは異例の暖かさだと思います。
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