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 みんなの登山記2010−11
 投稿者: 原商会hisaさん

■2010年7月18日(日) 須走口

私達夫婦30代前半・息子小学4年生(9歳)・娘小学1年生(7歳)。

去年(2009年)の登山記

本六合目(瀬戸館)に宿泊して頂上を目指そうとした去年・・・
息子が高山病になってしまい、無念の下山。
上を目指した娘も、母と離れ不安になって下山。

寝ると呼吸が浅くなるので高山病になってしまったという理由も学びました。
それなら・・・泊まらずに行こう♪
日本一高い場所に行ってみよう♪
頂上目指して頑張ってみよう♪

高山病になってしまった息子はなかなか決意してくれませんでした。
(そうだよね・・・高山病苦しかったもんね)
相当、心で格闘していたと思います。
計画していた1週間前くらいに行く決意をしてくれました!!

子連れ登山の参考になればと思います。

今回も「あっぱれ!富士登山」を参考に(ありがとうございます。)させていただき 準備を進めました。
しかし、2回目ということもあり、心のどこかで油断がありました。
(文章を読んでいただくと分かりますが、下山には大変苦労いたしました。)

■AM5時 新5合目着 *晴天*少し肌寒い感じでした。
マイカー規制はないものの・・・駐車場は満車。
路肩駐車もかなりの列。(予想をはるかに超えていました。)
*去年はマイカー規制のある時期に行ったですが、
マイカー規制をこの期間の実施も是非、お願いしたいと感じました。

旦那さんが車を止めてきてくれて・・・
私達(子供と荷物)は待っていました。
小走りで1時間近く下った所だそうです。(登山前にかなり疲れた様子。)

■AM6時 登山開始
東富士山荘さんで温かい飲み物をいただきました。(これが物凄く美味しかったです。)



■6合目
■本6合目・瀬戸館(去年ここで宿泊。高山病で下山。)
家族全員が高山病になる気配なくここまで登れました。
「限定ガリガリくん」アイスが\300で売っていました♪(3種類くらいあったかな!?)

■7合目
■本7合目

■8合目
■本8合目



鳥居・頂上に建ててある日本の国旗が見えます。
けど、それがなかなか着かないのです。
この辺りまでくると、娘が弱音をポツリ。ポツリ。
「何のために登っているの(ゝ.ゝ)!?」っと言い始めました。
そんな時に↓こんな珍しい虫くんに出会い、元気をもらいました♪
(背中にハートのイラストが付いています)



本8合目の山小屋の方に聞いたところ、
頂上まで標高200mだそうです。(1.7kmくらい!?)
200mが長い長い。
(実際は標高差350mほどあります)

■8.5合目
次は9合目かと思っていたので、8.5合目があるとは知らずなんだかガッカリでした。

■9合目

■PM4時10分(10時間10分)頂上到着
家族、誰1人高山病になることなく、登頂成功です。
高山病を恐れていた息子は常に家族の先頭をきって、登ることができ、
小さい身体の娘は身体よりも大きい石を手・足をつかって頑張る姿はとても私の励み にもなりました。バンザイ!!バンザイ!!
*私が1番遅れをとり30分遅れの到着です。

私の想像していた頂上とは違いました。
すぐに火口が見えると思っていました。
剣が峰もはるかに高いですね!!
まだ先に行ける方は本当に凄いなぁ〜っと・・・
私にはそんな余裕はありませんでした。

早く着いた息子・旦那さんは頂上の山小屋さんで夕食。
しかし、宿泊者さんの夕飯と重なる時間に着いてしまった娘・私は、
入店を断られてしまいました。(しょうがないか・・・)
下山道中の山小屋さんはどうかな!?
なんて、簡単な気持ちでいました。

■下山PM5時開始
登る時間が長かったためか、下山がとても楽に感じました。
しかし、あとあと砂走りの長さにうんざりすることになるとはこの時点では まだ考えもしませんでした。



残雪を触ることができたり、↑影富士を見て、感激してました。

■PM7時30分頃(7合目・太陽館あたり)
日がおちて、暗闇です。
早く下山をしなくてはという思いでいっぱいです。
なんせ、考えが甘く・・・懐中電灯を1つしかもっておらず、
思うように前に進むことが出来ません。
子供達も限界を超えている体力でした(泣)

(次のところで泊めてもらおう・・・っと前向きに子供達を励ますが、
山小屋らしい明かりは見つかりません。)
その下の下山道には山小屋はありません。
*大きな勘違いをしていました。
去年行ったからいいやという知識の甘さです(泣)

砂に足をとられ・・・
所々、石になっている部分につまづき・・・
五合の売店・吉野屋さんを過ぎると、木の根っこが出ていて引っかかり・・・
明かりが1つしかないため、足元が見えず、
何度も何度も転んで子供達も大変な思いをさせてしまいました。

この時、マッチ売りの少女の気持ちが物凄く分かりました。
マッチ1本のあかりでも幸せを感じる・・・
あかりのむこうには楽しい思い出・・・
美味しいご馳走・・・
私にも見えました(泣)

■PM10時30分(5時間30分)新5合目
〜(約26000歩)〜
時間が時間だけに、お店もやっていません。
子供達と帰りにお土産を買う約束をしていたのに、残念です。

■ここから旦那さんは駐車場まで下らなければならないのです。
水分を持たず、長い長い距離を下りたため、脱水症状になってしまい、
痙攣になってしまったそうです(泣)
たまたま星空を見に来ていた夫婦の方に助けていただいたそうで、
(本当にお世話になりました。ありがとうございます。)
皆さまもこのような事のないように気をつけて下さいね。

*新5合目からタクシーを呼んで、車の駐車場まで行こうとしましたが、
短い距離(歩けば長い距離なんですが・・・)ということで、
タクシー会社の方には断られてしまいました。

■まとめ
・計画的に時間にゆとりをもって、子連れ登山は考えた方がいいと思います。
(平均的な時間よりも倍になることも想定して。)

・使用する機会がなくても家族でヘッドライト・懐中点灯は2つ以上はあった方が
いいと思います。
(LEDのような明るめものがいいと思いました。暗闇というだけで、子供は不安になります。)

・水分は十分にとって下さいね。
(我が家はペットボトル500ml×3本
ペットボトル1.5L×1本
4Lをゴムストローで吸えるタイプの物×1袋
2L×1袋を家族4人で飲み干してしまいました。)

・食べる酸素(飴)オススメだと思いました。
酸素入りの水もペットボトルで購入すると良いかと思いました。
(我が家は2本もっていきました)



↑日本一高いポストの消印・日本一高い場所で購入した御守り
大変な思いをしたけど、今ではいい思い出です。


(管理人)
早朝出発の日帰り登山でも懐中電灯の携帯は必須です。子連れ登山が予想外に時間がかかることも含めて、この登山記は参考になります。 でも、家族で登頂できた事は本当に良かったです。



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(10/7/27)