■2011年7月13日(水) 富士宮口
3年前に『あっぱれ富士登山』にお邪魔させていただき、須走口の登頂を成功させた、浜松の中年です。(^^)
昨年は、天候不順や落石などで、中止したのですが、一昨年は吉田口、今年は、7月13日に快晴の中、富士宮口〜山頂〜お鉢めぐり〜御殿場口〜宝永火口〜富士宮口のルートで行って来れました。
何とかこれで、全登山道(今年は、1度で3度美味しい欲張りルートでしたが・・・笑)一応かじった事になりました。
以下、今回の顛末です。
7月12日18時半、我が家に、今回の同行者(社内ソフトボールチームの選抜3人)が集合。
高速に乗る前に、もう1人ピックアップして浜松西ICから、一路、富士宮口新5合目を目指します。(私を含めて5人)
富士宮市内は、曇り空で時折雨が降る天気。
心配でしたが、山道を登るにつれ、雲の上に。
月が煌々と輝く雲海で、一堂感嘆の声を上げていました。
新5合目に到着したのは、22時を少し回ったところ。
キャンピングカーで来ている為、一段下の駐車場に止めて(上は、狭いので)車内で夜食を(カップラーメン)取り、就寝しました。
徹夜登山は、前回と前々回で大変疲れる(笑)と学習したので、今回は、日帰り登山です。
翌13日3:15起床。準備を整えて、3:30出発しました。
まだ、山頂までは、開通発表はしていませんでしたが、警備のおじさんが『もう雪掻きは終わっているから、大丈夫ですよ。行ってらっしゃい!!』
と声を掛けてくれました。
程なく6合目。距離が短いルートだけあって、早く感じます。
東の空も白み始めて、絶景で最高です。
徹夜登山のような、眠さと寒さが無いのが嬉しいですね。
ご来光は、宝永山に隠されなかなか出ませんが、それでも、富士山の荘厳な朝を堪能できました。
7合目に着くころは、夜もすっかり明けて、頂上と思しきものが見えます。
が、いやいや、見えていると思って油断している初めての2人。この先、口数が減っていったのは、ご想像の通りです。(笑)
天候も良く、初めての2人を励ましつつ、(騙しつつ?)途中74歳のおじいさんに、驚きつつ、10:30に山頂浅間神社前に無事到着しました。
まだ、郵便局も神社も開いていませんでした。お守りを収めにきたのですが・・・。
時間も早いので、しばし休憩し、おにぎりを頬張り、お鉢めぐりに向けて充電タイムです。
11:00。風も無く、絶好のロケーションですので、お鉢めぐり敢行です。
登山客もまだまばらな時期でしたので、すごくスムーズな行程です。
測候所跡の最高点では、順番待ちも無く記念撮影ができました。
ぐるっと時計回りに吉田口山頂に来ると、まあなかなかの人。
こちらの神社が開いていたので、お守りを返し、新しいお守りを頂いてきました。
何かお腹に入れようとしたのですが、イマイチな気分で、焼印だけしてもらい、御殿場口に向かいます。
13:00御殿場口から、下山開始です。
富士宮口の下山よりも恐怖感がありません。(階段状に降りる箇所が無いため)下山ルートとしてはこちらの方が好みでした。
赤岩八合館で、宝永ルート経由富士宮口を確認し、どんどん歩を進めました。
途中、登山駅伝で走っている方々を見かけました。お話を伺ったら、記録会をやっているとのこと。
8合目の一個下の小屋から、山頂まで往復30分だそうです。
いやはや、どんなカラダしてるんだか・・・。
宝永ルートちょっと手前で、砂走りもちょっと経験できましたが、1人の靴が破損。
底の革が取れてしまいました。補修道具も無かったのですが、まだ、中の底が残っているので、ゆっくりと行くとの事で。
先の行程が心配でした。
宝永ルートに入り、火口縦断。
いやぁ〜、すごい迫力ですね。行ったものでないと、表現できないくらいすごい風景でした。
まるで、未知の生命体の宮殿の遺跡のような、スターウォーズに出てくる惑星のような。
壊れた靴の心配もそこそこに(笑)無事、火口を渡り切り、富士宮6合目に帰ってきました。
新5合目まであと一息。でも、最後の岩場が結構、膝に来ました。(笑)
15:00。5人そろって無事に下山しました。疲れたのと、達成感と、誇らしさでいっぱいでした。
3回とも山頂にいけましたが、無事に帰ってこられてホッとしたのも。(^^)
お土産を物色して、車に着いたのが15:30。壊れた靴も、車に着いたと同時に底が全部抜け落ちてしまいました。(爆)
いやはや、もってよかったです。
ちょうど12時間の行程でした。
帰りは、
天母の湯につかり、20:30無事に浜松に帰ってきました。
水分は、徹夜登山の時の1.5倍くらいは飲んだような。2リットル飲み切って6合目に到着でした。
涼しくても、暑い、熱い富士山でした。
年をとっても、手段を変え、対策していけばちゃんと登れるものですね。
次回は、御殿場口にチャレンジしたいと思います。
ではでは。