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 みんなの登山記2012−6
 投稿者:ふ〜@浜名湖さん

■2012年8月4日(土) 御殿場口

8月4日に御殿場口をチャレンジしてきました。
初回から同行してくれている、同僚と私の二人です。 これで、四登山道制覇しました。
5日が登山駅伝のため、自衛隊の方々、参加者のランナーの方々が練習や現地入りしてきていました。

時間配分など、さまざまな情報源を元に参考にしていきました。
日帰り登山のため、早朝の出発で、12時ころ山頂、15時ころの下山予定としました。 御殿場口の駐車場に23時到着。 4時間ほど仮眠のあと、装備を整え出発です。

3時半出発。
ちょうど満月過ぎの月が、登山道、富士山を照らし出して神秘的な風景が広がっていました。眼下には、小田原〜富士宮あたりまでの夜景が広がっています。
大砂走り、宝永山の東あたりで、夜明けを迎えました。広大に黒々と広がるすそ野。雲海の上から出てくる太陽に言葉がありませんでした。 御殿場口。最高!!!と思った瞬間でありました。(後に地獄を見ることも知らず・・・笑)

7合目まで来て8時。
途中、目標物が少ないので、心が折れそうになることが数回。(笑)
永遠に続くと、思われるような九十九折れの砂礫の道。
でも奮い立たせてくれるのは、四登山道中、一番富士山らしい風景でした。
7合目過ぎあたりから岩が多くなると、高度を稼げるような気分になりました。

パートナーが眠気のピークで、15分ほどの仮眠を2回。
私もついでに仮眠(瞬殺で)眠ります。
これがなかなか、疲労回復に役立ちました。
距離が長いので、無理はしないよう心がけていきます。
わらじ館で焼印、水を購入。
山小屋のおっちゃんに駅伝話をして休憩。
山小屋があると、ベホイミしてくれる気がして(笑)ほんとに心の支えになりました。

ここから先は、昨年の下山ルートとダブってくるので、気分的に楽だったのですが、『こんなに長かったかな?』と・・・。(笑)
休憩を多く入れたので、山頂には、12時半ころ到着。
浅間さんでお参りを済ませて、カップうどんをすすり、もう一本、水分を購入。
剣が峰に行く予定でしたが、渋滞しているのが見え、帰りのことも考え、取りやめました。

山頂で、15分ほど仮眠を取り、下山開始。
既に13時半ちかくでした。
二人とも、けっこう足にガタが来ており、岩場の下山が辛く感じました。
早いとこ、大砂走りに入りたい。一気に下りたい・・・。

わらじ館を過ぎて、宝永火口を見るため、一旦ルートをはずれ、宝永山方面に。
今年も、凄い景色でした。
ちょうど雲が峰を通過して、火口の中で上からの気流と交わり、渦を巻いていました。
しばし堪能のあと、大砂走りに戻り一気に下り!!!!
しかし、二人ともヒザに来ていました。
私は右足、同僚は、左足。まっすぐに足をあげることができず、斜めになりながら、足を運んでいきました。
地面が柔らかいから、楽かと思いきや、とんでもない。
スピードを上げると膝が悲鳴を上げるため、一歩一歩前に進むしかありませんでした。
霧がかかり、先が見えない中、延々と続くかと思われるような道。
霧が晴れると、はるか先に見える駐車場。(泣)幾度と無く立ち止まり、足のストレッチをしたり、後ろ向きに歩いたりの連続。
先にも地獄、後ろも地獄と思える。それでも、一歩、また一歩と、歩を進めます。
隣には登山道。今日の朝は、感動しながらここを登ってきたんだなぁと思うと、『わしゃ、アホかな』とも思えました。(笑)

走って降りてくる人たち・・・・・。スーパーマンに見えました。(笑)
その反面、私たちよりも、明らかにフラフラな人たちも。

フラフラで大石茶屋に着くころは、15時を遥かに越えて17時を回っていました。
コーラを買い、のどを潤し、駐車場に着くころには、18時近くでした。
苦行、14時間半。
無事に二人そろって下山できました。
二人だから行ってこれた、一人ならたぶん無理だったと思います。
一人で登っておられる方、結構いましたが、すごいと思います。尊敬します。

当面、身の回りで厳しいことがあっても、驚かないと思います。(爆笑)
帰りは、恒例、天母の湯(富士宮市)でさっぱり、夕御飯を食べて帰路に着きました。

行ってこれて良かったですが、次回はどうしようかな?と、昨日の今日で考え中です。(苦笑)

(管理人)
ヒザ痛を抱えての下山は、私も経験がありますが、あまりに大変すぎて辛くて泣きたくなりますね。それにしても今年は御殿場口の登山記が多いです。



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(12/8/6)