あっぱれ!富士登山 みんなの登山記あっぱれ!富士登山 みんなの登山記

2015-6 ドン亀新ちゃんとコタツムリ奥さん


■2015年8月7日(金)富士宮口

今年2回目の富士登山に行って来たどん亀新ちゃんとコタツムリ奥さんです。

(2回目の富士登山の主な内容)・・・奥さんのモチベーションはかき氷

@日帰りで行く

Aしかし、我々夫婦の知識・体力・技術・富士山までの距離・お金の面で日帰りで登頂するのは無理。

Bよって今回は富士宮5合目→宝永山登頂→そのまま御殿場大砂走り→大石茶屋という行程を行う。

C足の疲労が少ない状態で、下り6合から大石茶屋までどのくらいの時間で行けるか確認し、次回の(いつかな?)富士登山への意欲につなげる(う〜ん教育的だ。凄いなあ)

D宝永山から全く様相の違う富士山の眺めを味わう。

E以前大砂走りを奥さんと下った。しかし夜になってしまってパニ〜ック(私は楽しかったけど)。よって今回は明るい内に下って大砂走りの楽しさを味わう。

F大石茶屋でかき氷をバクバク食べる。


(登山出発から下山まで)

8月7日(6日は家で黙祷)朝早く自宅を出発

・富士宮9:05発のバスで富士宮5合目へ

・何故か途中で浅間神社にバスが寄り道。観光も兼ねていたようです。外国の方が多かったです。

・この神社の水は富士山の湧水だそうです。冷たくてとても気持ちよかったです。地元の子どもが泳いでいました。いいなあ・・・。

・10:45富士宮5合目到着。途中のスカイラインでスコールのように雨が降ったりやんだりしました。

・5合目に着いても天候はどんより曇っています。前日の天気予報では雷も予報されていました。不安だ。

・気圧の関係で鼓膜が倒れたので耳抜きを2回ほどしました。いかんなあ・・・。

・奥さんのスマートフォンには気象庁の「GO雨!探知機−XバンドMPレーダー」がダウンロードされていて自分を中心として10kmの範囲の気象情報が即座に目視できます。

http://www.jwa.or.jp/news/2014/08/post-000409.html


今回はこのアプリケーションが二人の行動の中で非常に役に立ちました。 

・さて、今回は高度を稼がないので富士宮を即出発。これが私にはいけなかった(私は愛煙家)

・富士宮6合目まで40分。前回とほとんど変わらなかったのですが、かなり動悸が激しく、汗も大量に出て息が苦しかったです。でも奥さんは絶好調。

・6合目宝永山荘の前で大休止。アルファ米と炭酸とアイスクリームを食べました。

・少し呼吸も楽になったので、宝永山に向けて出発。この時は御殿場方面に雷の雲が出ていました。

・二人とも始めて歩く登山道。私は前日までに色々なサイトで道を頭に叩き込んできたので大体はつかめていました。奥さんは完全にお任せ状態。そして快調そのもの。高度への不安がないことが大きいようです。でも天候が不安だ。


・少し歩くと火口の底が見えてきました。ベンチがありましたが落石がいっぱい。とても長居はしたくありませんでした。

・火口の底を過ぎるといよいよ難所です。砂礫がいっぱいで、足を出してもずるずると滑ります。とても体力を消耗しました。宝永山山頂への道のりは健脚の方の2倍かかりました(我々の標準タイムになりつつあります)

でも、奥さんは絶好調。

・地元の方でマウンテンバイクを持って登っておられました。びっくり。

・やっと宝永山頂に到着。ところが視界はほとんど無く、突風が吹き、雨も下から降ってきました。急いでレインウェアを着て記念撮影だけ行い、馬の背を分岐点に向けて歩きました。


ここらあたりで、雷鳴は遠のき、風が吹き降ろすように変わってきました。

それと同時に宝永火口から見上げる富士山の猛々しい姿に我を忘れました。

・富士宮や御殿場で見上げた富士山とは全く異なる姿でした。奥さんは

「凄いなあ。怖いなあ」というご感想。うん、来たかいがありました。

・天候が良ければさらに迫力があったかもしれませんね。でも私たちにはこれでも十分すぎる程でした。

・宝永馬の背から御殿場と富士宮の分岐に戻りました。いよいよ大砂走りの始まりです。

・私たちは御殿場の下り6合までは登らず(15分から30分で行けそうでした)、この標識のあるところから大砂走りに入りました。

・ここで奥さんとアルファ米の残りをチャージ!

・靴ずれができそうだったかかとに高級バンドエイドを装着し、足にはワークマンで購入した980円のスパッツを装着して二人で駆け出しました。(このスパッツは優れもの。山行でも十分に力を発揮してくれました)

・地面は適度な湿り気で、砂塵は程よく舞い、風は吹き降ろし、背中の黒々とした富士山がくっきりと見えてきました。私たちだけでは無かったけれど、気分は完全に「富士山独り占め」でした。

・奥さんは大砂走りを存分に堪能することができました。一度も転ぶことなく、元気いっぱいで大石茶屋まで下りてくることができました。

・その動画です。↓奥さん超ご機嫌。

https://www.youtube.com/watch?v=mGAiWN_gU74

・健脚の方よりほんの少し多い時間で大石茶屋まで下りきることができました。

・やはり頂上まで行かずに下りてきたので、まだ足に力が残っていたようです。体力は大事ですね。

・砂ぼこりまみれです。はたきではたき落とし、1杯100円の水で顔を洗い(気持ちよかったぁ)、待望のかき氷(イチゴミルク)をバクバク食べて本日の目的の全てを達成しました。

・バスの時刻まで時間があったので、二人でカツ丼とカツカレーをこれもバクバク食べました。とってもおいしかったです。ご馳走様でした。


(総括)

・宝永山山頂に向けての登りはとってもしんどかった。体力がっ。

・宝永山頂上は凄い風。奥さんビビリまくり。振り返ると火口上部の猛々しい光景が。奥さん怖くて凄いの感想。

・私たちの体力では富士宮6合目〜宝永山は厳しい(特に登りが)・・・奥さんは「天候が良かったらまた違うんじゃな〜い。」そう、今回は奥さん絶好調。このルートは御殿場から使うほうが良さそう。

・御殿場の下山ルートを理解することができた。来年はこれを参考に二人で検討を重ね、体力を養う(去年も同じことを言っていた・・・。)

・今までと全く違う富士山の姿を見ることができた。

・私はあれだけ食べたのに体重が減っていた。

バイバイ、ありがとう、来年もよろしくね。

家に帰ってザックを開けると空のボトルが・・・。


(管理人)
この行程は「宝永火口」と「大砂走り」を堪能できるお得なコースです。ただ、宝永火口を通過する時は落石に注意が必要です。


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(15/8/10)