あっぱれ!富士登山 みんなの登山記あっぱれ!富士登山 みんなの登山記

2015-7 フタゴノチチさん


■2015年8月12日(水)富士スバルライン

8月12日に富士山へ登ってきました。
富士山へは、2002年(上り:スバルライン、下り:須走口)、2009年(上り下りともスバルライン)、2011年(上り:スバルライン、下り:御殿場口)、2012年(上り下りともスバルライン)と過去4回登っています。

過去の登山は全て弾丸登山でしたが、今回は日中日帰り登山に挑戦しました。

娘(小5)×2(双子)、私(37歳)、妻(36歳)の4名での登山です。

3年前に小4(当時)の息子と登ったのですが、その時には、妻と息子が昼から登り山小屋泊、私は仕事を終えてから高速バスに飛び乗り、途中の山小屋で待ち合わせて、早朝の登頂を目指すというプランでした。

今回も上記プランを検討したのですが、妻から山小屋の睡眠環境は非常に厳しいので、娘たちは殆ど眠れないのではないか、という指摘がありました。
また、私も高山病には弱い体質なので、山小屋に宿泊すること自体が、高山病で苦しい時間を延ばすだけではないかという危惧があり、山小屋宿泊プランは断念しました。

夜から登って頂上でご来光、昼過ぎまでに下山という、所謂弾丸登山については、娘たちの体力的に無理であると判断し、断念しました。

その結果、今回は朝から登ってその日のうちに下山する、日中日帰り登山を行うことにしました。
イメージは、午前4時ぐらいから登り始めて、昼過ぎに登頂、お鉢巡りをして15時頃に下山開始、暗くなる前に5合目に到着というものです。


前日
富士スバルライン近くに宿泊。早めに夕食をとって、18時に就寝。

当日
午前3時起床。呼んでおいたタクシーに乗って、3時半出発。4時過ぎにスバルライン5合目到着。
麓から5合目までのタクシー代はスバルラインの通行料含めて、15,000円弱。 マイカー規制期間中で、バスが来る前の時間帯なので、5合目に人の姿はありませんでした。
こんなに空いている5合目は初めてです。

ここで、娘2がまさかの嘔吐。いきなり高山病?と思いましたが、どうやらタクシーの中で運転手さんがつけてくれていた、富士山登山紹介DVDを見ていたら、車酔いしてしまった様子。
親切でやっていてくれたのでしょうが、思わぬ伏兵でした。 娘2の体力回復を待ちながら、高度順応がてら5合目で時間をつぶし、5時に出発。 5合目でご来光を見ようと思っていたのですが、雲が出ていたせいで見れなかったのが残念です。

6合目〜7合目の花小屋までは、ジグザグの緩やかな上り坂が続きますが、ここで単調さに負けた娘たちは、早くも「もう嫌だ〜」などと言う始末。
ところが、7合目から岩場が始まると、岩を登っていくのが面白くなったようで、どんどん進んでいきます。また、この付近は山小屋が短い距離で 並んでいて、次の目標が分かりやすいのもよかったようです。
先がよく見えるのは、日中登山ならではのメリットですね。

この先の通過時間を記載しますと、
6合目 6:00、
7合目花小屋 7:00、日の出館7:11、鎌岩館7:36、富士一館7:44、鳥居荘7:57、東洋館8:05、
8 合目  太子館8:36、蓬莱館8:51、白雲荘9:26、元祖室 9:45、富士山ホテル10:25、トモエ館10:36、御来光館11:01、
9合目鳥居 11:50、
頂上12:48。

夜間登山のような渋滞もなく、自分たちのペースで御来光館までは、かなり順調に登っていたものの、9合目の鳥居付近から、娘達に高山病の症状(強い眠気)が出てしまい、一気にペースが落ちてしまいました。
なんとか、スタートから8時間程度で無事に登頂できて満足です。

頂上には到着したものの、娘達は高山病でぐったりしていたので、お鉢巡りは断念して、下山することにしました。
ちなみに、妻も頭痛を訴えていたのですが、どうやら登山帽がきつかった(風で飛ばされないように、強めに頭を締め付けていた)事が原因のようで、帽子を脱いだら元気になっていました。

13:30下山開始、16:18 5合目入口到着。3時間弱で下山してしまいました。
日が暮れる前に五合目に到着しなければと、心配していましたが、杞憂に終わり ほっと一息です。

下山後は前日宿泊した宿に泊まり、翌日車で自宅へ戻りましたが、翌日は朝から(夜から?)雨になっており、1日ずれたら悲惨だったなと思いました。
今回は雨にも降られず、かなり順調な富士登山でした。

反省点としては、1人2リットル程度と思って、500mlペットボトル16本を持って行ったのですが、子供たちには荷物を持たせなかったので、両親の荷物が非常に重くなってしまった点が挙げられます。
日中登山ならどこの山小屋も開いていますので、お金はかかりますが、1人1 リットル分ぐらいだけ持って、あとは山小屋で購入すればよかったなと思いました。

また、日中で晴天と言えども、途中から気温は低くなり、雨具を防寒着代わりに羽織っていました。日中登山でも、寒さ対策は必要ですね。


(管理人)
家族全員が登頂できてなによりでした。五合目までマイカーで行けた頃は、このスケジュールで登る人も多かったように思います。帽子の締め付けも頭痛の原因になるのですね。


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(15/8/20)