2016-7 Oさん
■2016年8月30日(火)~31日(水) 富士宮口
気が向いたので、また登ってきました。
今回は富士宮口から御殿場口へ抜けました。
悪天候で最悪でした。
8月30日~31日夜行日帰り、富士宮口から御殿場口に降りるプラン
30日
20:00 駐車場発
20:57 雲海荘
21:52 新7合目
22:51 元祖7合目
23:43 8合目
31日
01:21 9合目
03:59 頂上
04:51 下山開始
09:45 5合目着
今回の登山は順調のはずが、最悪になりました・・・
8合目の途中まで星空が見え、無風状態でした。
気温はやや低いものの、コンディションは悪くありません。
途中から風が出始め次第に強風になり,ガスが出て視界不良になりました。
視界は1mとありません。
あまりの強風で動くこともままなりません。
岩につかまって、登山道の途中で15分以上動けないことも何度かありました。
風に吹き飛ばされて転倒したこともありました。
幸いなことに、雨ではなくガスだったことです。
厚手の手袋をしてましたが、水がしみてくるしまつです。
レインコートのズボンもはいてましたが、あまりの強風でしみてきます。
手袋やザックについた水滴が凍りついてる時もありました。
もし、これが雨だったら体温低下は避けられません。
悪天候になったこともありましたが、ここまでヒドイのも初めてです。
この先、登山を続けるかどうかの重大な判断をせざるをえません。
判断した地点は「9合目まで200m」の案内板の位置です。
ここで取れる選択肢は3つです。
①素直に来た道を引き返す。
②途中の山小屋に避難する。
③山頂に行き、様子を見る。
①は順当なチョイスです。
ですが、強風のため下山もままなりません。
②も順当なチョイスです。
吉田口なら、山小屋は開いてます。
ですが、富士宮口の山小屋は夜間閉まってます。
入ることはできますが、予約のない人は追い出されることがあります。
結局③をチョイスしました。
標高が上がれば、温度低下があります。
条件的には厳しくなりますが、他の下山道を使えます。
山頂に着いたのが3:59です。
あたりは悪天候ということもあり真っ暗です。
立っているのがやっとの状態です。
足場が確認できないので、日の出の時間ぐらいまでは様子見で待機します。
山頂には2~3人ほどの方がいたと思います。
いつの間にか、いなくなってました。
開いている山小屋に行かれたのでしょうか・・・
ちなみに、20時発のシャトルバス(最終のバス)には10人ほどの方がいました。
山頂に行くまで誰にも抜かれませんでした。
他の方々はどうされたのでしょう・・・
約1時間がたち、天候は全く変わりませんが少しだけ明るくなりました。
今回は登山道と下山道を変える行程だったので、素直に御殿場口に向かいます。
下山中も天候は全く回復しません。
あまりの強風で飛ばされそうになったこともしばしばです。
かなり立ち往生しました。
途中の山小屋は1軒が開いていて、他は閉まっていました。
天候が回復するのを願いながら下山しましたが、結局回復しません。
大砂走りに入りしばらくして振り返ると、頂上の雲がはれてきました。
山の天気は急変するものですね・・・今回は散々な登山でした。
来年はこの地に来るのだろうか・・・微妙なところです(笑)
今回の登山で気付いたこと
・ヘッドランプはハイパワータイプのものがいい!
前回までは12個の砲弾型LEDのヘッドランプを使ってました。
今回は3WのハイパワーLEDを使用しました。
視界が1mときかないような状況下でも足元を確認できました。
ハイモードではなくローモードで使ってましたが、十分すぎるほどの明るさです。
単3電池を3本使用しますが重量は感じません。
点灯時間も全く問題ないようです。
・杖はあったほうがいい
持ってて邪魔になる時が、たまにあります。
今回は強風にあおられて杖に助けられました。
あまり気にも留めてませんでしたが、改めて重要さを感じました。
・ゴーグル
砂走用に用意していたものです。
今回は強風+ガスでしたが、顔や目の保護をしてくれました。
工具屋で買った100円ほどの物でしたが、必要かつ十分でした。
(管理人)
頂上富士館のブログでは「強風でご来光時は外にでれる状況ではありませんでした」と
書かれています。そんな条件の中、無事に下山されて本当になによりです。