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 みんなの登山記2006−24富士宮口
 投稿者:金沢庵さん


■2006年8月22日(火)

2002年の夏に、9歳、6歳、4歳の3人の子どもと一緒に
富士宮口と須走口の2回の富士登山を経験し、
《「みんなの登山記」02-14》および《リンク集「子供と登山」》において
紹介していただいております、横浜市金沢区在住の「金沢庵」と申します。

その後、富士山へは登ってなかったのですが、
今年、当時(前回登山時つまり4年前)4歳だった3番目の子
(現在8歳)が、もう一度登りたいと言い出しました。

前回せっかく頂上まで行くことができたのに、
雨と霧で頂上の「あな」(火口)の中を見ることが
できなかったので、今度は見たいというのが登る理由でした。

前回は家族全員で登りましたが、今回は、
前回の登山後に生まれた末の子がまだ小さく(2歳)て
連れて行けないことなどから、子どもと私(父親)の
2人で登ることにしました。

本当は、天候が安定している時期に行きたかったのですが、
都合がつかず、登山シーズンも終わりかけて
山頂郵便局も閉まってしまったあとの8月22日(火)に
富士宮口から日帰りの予定で登ってきました。

富士宮口といえば、前回は、七合目から八合目にかけて
急な岩場の連続で消耗してしまった苦い思い出のあるところですが、
あれから4年が経ち、体もだいぶ大きくなってきたため、
今度はなんとかなるだろうと再度挑戦ということになりました。

とはいえ、前回の経験からやはり時間はかかるだろうと予想して、
明るいうちに下山してくるために、
前日の夜のうちに五合目に着いて、車の中で仮眠をとって、
日が昇らないうちから登り始めるという計画にしました。

結果、以下のような行程で、無事に頂上まで行くことができました。

▲登り
 新五合目    2:45発    
 新六合目    3:10着/3:15発 
 新七合目    4:30着/4:45発 
 元祖七合目   6:15着/6:35発 
 八合目     7:45着/8:05発 
 九合目     9:00着/9:20発 
 九合五勺   10:20着/10:40発 
 山頂     11:40着
 (休憩含めて約9時間)

▼下り
 山頂     12:30発    
 九合五勺   13:05着/13:15発 
 九合目    13:45着/13:55発 
 八合目    14:40着/14:55発 
 元祖七合目  15:45着/15:50発 
 新七合目   16:30着/16:35発 
 新六合目   17:35着/17:45発 
 新五合目   18:05着 
 (休憩含めて約5時間半)

当家の子どもの場合、日ごろから体を鍛えるようなことは
あまりしていないほうなので(気力はありますが)、
やはり標準よりはかなり時間がかかってしまいますが、
前回の4歳の時ほどは体力を消耗することなく、
いいペースで楽に登ることができました。

当然ながら、4歳と8歳ではおなじ「子ども」といっても
体格も体力もだいぶ違います。
当家の経験では(あくまでも当家のみの経験上ですが)、
4歳ぐらいであれば、頂上をめざすのであれば、
やはり余裕をもった山小屋1泊コースで、ルートは
比較的なだらかな須走口を選んだ方が無難と考えますが、
8歳であれば、富士宮口からの日帰りも可能と思いました。

もし今後子どもと一緒に富士登山を計画されていらっしゃる方
から相談を受けたら、そのようにお勧めしようかと思っています。
とはいえ、個人差も大きいことなので一概にはいえないことですが。
また、富士宮口は岩場の下山にも、子どもには足場を見つけるのに
苦労して予想以上に時間がかかりました。
子どもも、下山は須走口の砂走りの方が断然楽しかったと話しています。

ところで、肝心の頂上の「あな」ですが・・・。
今回も、前回ほどではないのですが霧がでてしまい、
今ひとつはっきりと見えませんでした。残念。
また次回への楽しみということになり、
当家の富士登山もまだ続くことになりそうです。

今回の登山に関しても当家ホームページにまとめてあります。
URLは下記です。どうぞご覧ください。
http://kanazawa.fan.coocan.jp/fuji21.html


  (管理人)
 今年、私も富士宮口を登った時、小学校3〜4年生ぐらいの子がけっこうたくさん登っていたのが印象的でした。金沢庵の家族物語は横浜周辺の「子供とおでかけ情報」が満載です。


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(06/9/21)