■2014年8月5日(火)〜6日(水) 富士宮口
登り; 富士宮ルート 下り; 須走ルート
登山者; 私(60歳代)、 娘(30歳代)、 孫・兄(8歳)、 孫・妹(5歳)
今年は5歳の孫も連れて行くことが予定されていましたので、昨年(当時4歳)から近くの丹沢・大山(1252m)に4回、箱根の金時山・浅間山などにも練習登山しました。登山ルートは吉田口か富士宮口か迷いましたが、我が家からの交通の便を考えると昨年利用した富士宮口に決めました。(
みんなの登山記 13−18) 孫は小柄(111cm 19kg)なので、岩場の多い登山道には不安があり、時間的余裕を考慮しました。昨年は同じルート(5合目--9合目)を5時間40分かかりました。340分のうち食事、山荘前ベンチでの休憩を除くと約270分歩いたことになります(小休憩を含みます)。歩行時間を1.5倍と計算し、初日は8時間必要と考えました。午後4時には山荘に着きたいので、5合目を8時に出発する必要があります。そこで御殿場駅前に前泊しました。
8月5日
富士山の天気予報は、“曇か霧、一時雨”
4時起床、5時タクシーで出発。途中で富士山の全景が見える所に寄りました。8−9合目までは雲も無く見事な富士山で気合が入りました。今までは遠くから青い富士山を見てきましたが近くで見ると山肌が赤茶け、宝永火口が荒々しく凄い迫力で見えました。
富士宮口5合目に6時到着。朝食は昨年と同じカレー、焼きそばです。外は今にも雨が降りそうな気配なので雨具のズボンのみ着用。
7時30分 5合目出発
8時0分 6合目 雲海荘着 10分休憩し出発。
40分位歩いた時に、ついに雨。新7合目までは長い辛い道でした。
9時40分 新7合目 御来光山荘着 20分休憩 孫達はミニアンパンを食べ元気回復。
11時15分 元祖7合目 山口山荘着 途中から雨は止み景色を楽しむことができました。早く着き過ぎ昼食の準備ができるまで外で待ちました。食後のデザートは昨年同様お汁粉です。
12時40分 出発 青空が多く見えました。しかし歩き始めて10分もすると再び雨で雨具を着ました。今回は短時間で雨は止みました。孫・妹の様子が変です。頭が痛い、足が痛い、お腹が痛いとイロイロ訴え、元気が無くなりました。昨夜の睡眠時間が8時間と短かったための様です。何とかおだてて元気付けました。
14時05分 8合目 池田館に到着。孫・妹は直ぐにベンチで母親の膝枕で爆睡。
45分の睡眠ですっかり元気になり再び登山開始。岩場も手足4本を巧みに使い殆ど自分で登りました。時々上から手を差し出すだけでした。
15時35分 9合目 万年雪山荘到着 (8合目から45分で到着)
5合目出発して丁度8時間5分。予定とピッタリ一致には驚きました。
部屋に荷物を置き、孫達はTVを見にいきましたがTVはoff。スタッフの方にお願いすると“去年も水戸黄門を見ていたね”と覚えていて下さりました。山荘で真剣にTVを見る人は珍しいので覚えていてくださったようです。夕食後散歩すると見事な影富士。3回目の登山で初めて見ることができました。
孫達は7時前には就寝。8時には消灯、すっかり静かになりましたが気が高ぶっていたのか、昨年よりゆっくり登り疲れが少なかったのか、しばらくウトウトしていました。2時頃夜間登山の人達が出発すると再び熟睡。4時15分に孫・兄に起こされたのは昨年と同じ。4時半には“御来光見学ツアー”に参加。スタッフの方の案内で山荘から10分位のポイントへ。4時50分頃には雲海の上から見事な日の出を見ることができました。山荘に帰る道で日の出による影富士も見ることができました。
6時30分 万年雪山荘出発
7時05分 9合5勺 胸突山荘で小休憩
8時25分 山頂着
何とか無事に登頂できましたが、胸突山荘からの登山中、孫・兄が機嫌をそこねてしまい、時間がかかってしまいました。剣が峰への馬の背ではブルドーザとショベルカーが作業をしており、登りと下りで交互通行制限があり、街中の道路工事のようでした。この工事で馬の背の足元がしっかりし登りやすくなることを願いました。
9時50分 剣が峰着
素晴らしい快晴で青空が広がって、頭上に雲は全く見えませんでした。吉田口までのお鉢巡りは楽しいウォーキングとなりました。反時計回りで巡っている人に会ったのは富士宮口でお会いしたご夫婦だけでした。(何人にも追い越されましたが)
10時50分 吉田口山頂着
おやつを食べたり、お土産を探したり、自作のスパッツを装着しました。
11時35分 山頂を出発
12時40分 下江戸屋着
孫・妹は昼食の焼そばを食べながらウトウト。約30分の昼寝で元気回復。
その後は順調に下山。ただ昨年の御殿場ルートの大砂走りを知っている孫・兄は物足りない様子でした。快晴でゴーグルは絶対必要と感じました。帰りの時間が決まっているわけではないので気楽に下りを楽しみました。
15時25分 砂払い5合の吉野屋着。
一休みしたあと最後の下山道に出発。今まで下山してきた風景と異なり木々が多く練習に登った丹沢・箱根の山の様に錯覚しました。孫達は直ぐにでもバス停があるように思ったらしく、この最後の35分は下山道では一番辛く長く感じた様でした。
16時20分 5合目着
孫達は念願のソフトクリームを食べるとすっかり元気も機嫌も回復。気に入ったお土産を見つけさらに大喜び。小田急線・新松田行きのバスで帰宅しました。
感想・反省
初日5合目から9合目まで8時間かかりました。歩行時間(小休憩含む)は5時間25分(昨年4時間30分)、昼食、昼寝、山荘前のベンチ休憩は2時間40分(1時間10分)でした。5歳の孫に昼寝が必要だったことは計算外でしたが、前泊し初日に充分時間をとったことは正解でした。また二日目も帰りの時刻が自由であったこともあり、快晴で時間を気にせず景色を楽しみながら歩けたのは最高の気分でした。孫・妹は初めての富士登山でしたが、段差のある岩場は手足を使い上手く登り、上からの手助けは少なくすみました。しかし岩場の下りは簡単ではないと考え別ルートにしました。
荷物は予想以上に多くなりました。孫達に用意した着替え、酸素缶など、何れも使わずに済んだことは幸せと思いました。ダウンジャケット、フリースは両方は使いませんでしたが、持って行かざるを得ないと思いました。ただ、手袋、靴下は2組の予備を使いました。(初日の雨で濡れました)
昨年から愛飲しているアミノ酸製剤(アミノバイタル)を今年も飲みました。翌日の筋肉痛は殆ど感じません。よく効きました。
8月5日
6:00 5合目着
7:30 5合目発
8:00 6合目着 10分休憩
9:40 新7合目着 20分休憩
11:15 元祖7合目着 昼食
12:40 元祖7合目発
14:05 8合目着 45分休憩昼寝
15:35 9合目着
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8月6日
6:30 9合目発
7:05 9合5勺
8:25 富士宮口山頂着
9:50 剣が峰着
10:50 吉田口山頂着
11:35 山頂発
12:40 下江戸屋着
15:25 砂払い5合目着
16:20 5合目着
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